
第30回佐賀県理学療法士会学会
学会長 椋野 智治
佐賀整肢学園からつ医療福祉センター
佐賀県理学療法士会学会としてはコロナウイルス感染症の影響で一昨年は中止となり、昨年度は、佐賀県理学療法士会学会としては、初めてのWeb開催となり、成功のもとに終了することができました。
昨年の研修会や各学会においては殆どがWebにて開催され、今まで諸事情により参加したくても出来なかった方が参加しやすくなった等、多くの意見を聞く一方、対面での開催についても、出来なくなったからこそその良さや必要性を再認識し、対面での開催を希望する意見も多く聞かれました。
そこで、第30回佐賀県理学療法士会学会は、2023年1月22日(日)に、会場を西九州大学として開催することとしました。また状況的にはまだ来場することが難しい先生方も多くおられることを考慮し、佐賀県理学療法士会学会としては初の試みになりますが、Webでも参加して頂けるハイブリッド方式での開催といたしました。学会開催にあたり学会長として一言ご挨拶を申し上げます。
まず、今回の第30回佐賀県理学療法士会学会のテーマを“温故挑新” ~今までの理学療法を活かしつつ、新たな理学療法への挑戦~、としました。
ここ2年余りの新型コロナウイルス感染による自粛やあらたな開催手法、昨年度から行われている臨床実習指導の改定、そして日本理学療法士協会及び佐賀県理学療法士会会長の交代、4月からは「新生涯学習プログラムの開始」と、我々を取り巻く環境は新たな変遷の時期にあると思っています。
しかし新しい状況に適応し、そして新たなものを創り上げていくことは大事ですが、諸先輩方の尽力により、多くの事を創り上げ、積み重ねてきて現在に至っているということも忘れてはならないと思っています。そこで、今までの事は継承しつつ、新たに我々理学療法士が行うべき事、そして求められている事をしっかりと見定め、実現していくための一路となるような学会にしていきたいと考えております。
以上を踏まえて、今回は基調講演に日本理学療法士協会会長の斎藤 秀之先生をお招きして、これまでの理学療法とこれからの理学療法(仮)として講演をお願いしています。そのほかにも教育講演や口述及びポスター発表や新たに症例検討会等も取り入れた内容で行えるよう準備を進めています。
現在の状況が今後どのように変化していくのかはわからないところではありますが、どのような状況にも対応出来るようにして、多くの会員の皆様に参加してい頂けるように準備を進めていきたいと思っております。
多くの会員の皆様のご参加を心よりお待ちしております。
2022年4月吉日